校歌

校名趣旨
- 三浦周行博士が監修された堺市史には、「堺の名は平安朝が初出であり、その頃の堺はその東部高地から先ず開けた」とあります。学校所在地はまさにその丘陵の一角に位置していると考えられます。また、学校所在地である旧称岩室は廃藩置県以降、堺県に属していました。したがって、昭和 34 年堺市に編入された新市域とはいえ、校名に堺の字を用いることは、歴史的、社会的妥当性をもつことは明らかであると思われます。さらに6・3・3制度発足後、府立普通科高校名に初めて堺を用いたことは、地域に親近感をもたらすものと考えています。
- 晴美台は堺市域のほぼ東方にあたるので、堺東を校名とした最大の趣旨です。ですが、それだけではありません。「東」は四季の春に相当し、万物生成発展のはじめを想起させます。堺東高校の生徒が、6綱領を青春の額に輝かして、六合にあまねく活躍することを念願する意味を含めています。
校章の意味
- 東の字を図案した六稜の星を背景とし、中央に堺の字を配して堺東高校を象徴しています。
- 六稜は大阪府立高等学校の校章のうち最多用のパターンに属し、第 10 番目の高校にあたります。生徒に大阪府と堺市を代表するという誇りと励みと喜びを感じる教育的意味の大きいことを考え、その類型を採用しています。
- 六稜の星はしばしば人生の指針と安定、理想と向上、希望と英知のひらめきを象徴とされてきました。堺東高校の生徒にとっては、教育目標の六綱領を青春の額にかかげて努力する、はつらつとした姿が望まれています。
教育目標(3是・6綱領)
教師と生徒が信頼しあって、もろもろの価値の創造と調和をめざすところに教育は実を結ぶものと考え、次の6綱領を本校の教育目標とし、その達成に努める。
① 自尊・敬愛
自他の人格の尊厳を認め合い、人間性への深い探究と敬虔な心を持って、平和・真理・正義・愛などの理想の実現に向けて、責任ある行動がとれる人間を育む。
② 堅忍・協同
豊かな人間性とともに、気力と体力、ねばりとたくましさを持ち、互いに親愛しながら、和して同じることのない人間を育む。
③ 好学・進取
先人の偉業をしのびながら、よく学び、よく構想して、進んで価値を創造・開発・保持する力を養い、希望多き未来に生きる人間を育む。
